Space, drifting and me
- clagebookjacket
- 2022年5月20日
- 読了時間: 1分

それは純粋な一つの目だった。
目は宇宙空間を進んでいた。
目は思考することはなかった。
思考するための器官がないからだ。
目は見るだけだった。
何億年も目は何もない空間を漂い続けていた。
その間何も見ることはなかった。
目は何かに引き寄せられていた。
宇宙は光の速度で膨張していた。
それと同時に収縮していた。
何故かそれらは矛盾しなかった。
巨大な引力と重力と遠心力と想像力の穴があった。
穴のように見えた。
目にはそう見えた。
目は穴の中へ吸い込まれていく。
それは私の目になった。
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